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簡単にできるタイヤの日常点検・空気圧チェック

整備士に聞く!初心者でも簡単にできるタイヤの日常点検・空気圧チェック

タイヤは車のなかで地面と接している唯一の部品です。タイヤ状態を万全に保つことは安全運転の基本といえるでしょう。日々の点検によってタイヤの異変にいち早く気づければ、タイヤの寿命を伸ばしたり、燃費の悪化を防ぐこともできます。タイヤの日常点検に関する基礎知識を今回は大阪ダイハツのTがご紹介します!

「タイヤ点検」は何をチェックする?

タイヤ点検のチェックポイント
  • 1.タイヤの空気圧チェック
  • 2.タイヤの亀裂・損傷・すり減りチェック
  • 3.タイヤの溝の深さをチェック

日常点検でチェックするポイントはこちらの3点です。いずれかに異常があると安全性を損なうだけでなく、早期のタイヤ交換や、出先でパンクや破裂などのトラブルが発生することもあります。タイヤは走行すれば摩耗や損傷が進み、時間の経過によっても劣化するため、定期的な点検が必要になります。

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タイヤの日常点検は難しくはありません。高速道路に乗る前や遠出をする前にチェックしておくと、安全性だけでなく安心感も高まります。誰でも簡単にできるタイヤの点検方法の要点を解説していきます。

1.タイヤの空気圧チェック

タイヤは密閉されていても、ほんの少しずつ空気が漏れ出ています。外気温などによっても圧力が変化するため、定期的に空気圧をチェックする必要があります。空気圧点検の目安は1ヶ月に1回がベスト。空気圧計を用いて確認を行います。空気圧計がなくとも、ガソリンスタンドやディーラーでも無料で点検・補充してもらえますので、気になる方はお店のスタッフにお尋ねください。

自分で調べる場合の方法は?

空気圧の点検はバルブキャップを開け、バルブに空気圧計を押し付けることで計測できます。タイヤが冷えている状態で、運転席側ドア付近に表示された指定空気圧であれば正常です。走行直後のタイヤは路面との摩擦で加熱されているため、空気圧は高く表示されます。

注意するポイント
  • 1.バルブ部分のゴムにヒビ割れがあれば、バルブの交換が必要になります
  • 2.バルブのキャップは必ずつけ、小石などが挟まっていないか確認
  • 3.空気圧チェックはタイヤが冷えた状態で測定・調整してください
  • 4.適正空気圧から大きくかけ離れていると、劣化や異常摩耗の原因になります
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空気圧が不足した状態のタイヤは、燃費の悪化や不安定感、ハンドルが重くなるなどの症状を招きます。またタイヤ自体がたわみやすくなるため、ストレスによるひび割れの助長・異常摩耗の原因にもなりがちです。

2.タイヤの亀裂・損傷・すり減りチェック

タイヤに亀裂や損傷があったり、異物などが刺さったまま走行しているとパンクや破裂の原因になります。また、タイヤの一部だけがすり減った状態は「偏摩耗」といい、お車の異常が疑われます。偏摩耗に気づかずに乗っていると、タイヤの寿命が極端に短くなってしまう場合もあります。

自分で調べる場合の方法は?

タイヤ全体を見渡し、亀裂や異物、偏摩耗や異物がないことを確認します。その際、不用意に触れるとタイヤに刺さった異物や、過度に摩耗したタイヤから飛び出た金属ワイヤーなどによってケガをする恐れがあります。点検作業時は丈夫な革手袋などを装着しましょう。
上の写真のようにヒビ割れがある場合は、できるだけ早くタイヤを交換することをおススメします。

注意するポイント
  • 1.タイヤの接地面や側面に傷やヒビ割れがないか
  • 2.タイヤ側面に異常な膨らみがないか
  • 3.釘や金属片などの異物が刺さっていないか
  • 4.接地面の摩耗状態が均一である
  • 5.ケガの恐れがあるため、タイヤは素手で触らない

パンクを見つけた時は?

目視して釘や金属片を見つけた場合、抜かずに近くの整備工場へご連絡ください。抜いてしまうと、空気が抜け、走行不能となってしまいます。 整備工場まで走る前に、車両に付属の空気入れで空気を補充してからお持ちいただけると安心です。

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車載ジャッキで持ち上げ、車の下に潜ってタイヤを確認する行為は大変危険です。念入りに確認したい場合は、設備が整った当店にお申し付けください。お客様に代わり、プロの目でしっかりとタイヤの状態を確認いたします。

3.タイヤの溝の深さをチェック

タイヤの摩耗速度は乗員人数や路面状態、走行速度などによって変化し、残り溝が少なくなるほど、水を掻き出す性能が低下するため、濡れた路面で滑りやすくなります。高速走行時はハイドロプレーニング現象によって車が制御できなくなる状況に陥る恐れがあるため、高速道路を走行する機会が多い方ほど頻繁な点検が必要です。

自分で調べる場合の方法は?

残り溝の深さは、目視もしくは定規などで確認しましょう。残り溝が1.6mmまで減ると、溝を横切るようなマークが現れます。これは「スリップサイン」といい、タイヤの使用限界を知らせるマークです。タイヤ側面にはスリップサインが現れる場所を示す三角マークが刻まれています。

注意するポイント
  • 1.残り溝が少なくなるほど、雨天時や雪道での排水性能が低下するため、
    高速道路の利用が多い場合は早めの交換が必要です。
  • 2.残り溝が半分以下になったスタッドレスタイヤは雪上では使えません。
    その際はプラットフォームと呼ばれるマークが現れます。
  • 3.スリップサインおよびプラットフォームが露出した状態での走行は危険なため、
    その前のタイヤ交換が必要です
  • 4.スリップサインが露出したタイヤでの走行は道路交通法違反に問われます。
    タイヤの内側と外側で摩耗量が違う場合があるため、タイヤの内側の溝の深さも確認しましょう。
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タイヤの内側と外側で極端に摩耗量が違う場合は偏摩耗が疑われます。偏摩耗は気づきにくいうえ、タイヤの寿命を著しく縮めます。タイヤの取り付け角度が正常でない場合があるため、販売店にご相談ください。

タイヤ交換はいつが最適?

タイヤ交換のタイミングは、摩耗してスリップサインが見えはじめた時点、もしくは4年に1回の交換をおすすめします。4年以上経過したタイヤは硬化してヒビが発生しやすくなり、内部に侵入した水分がホイールをサビさせたり、タイヤ内側のゴムを劣化させる恐れがあります。

自分で交換することは可能?

ホイール付きのタイヤを購入しているなら、パンク時のタイヤ交換と同じ要領で付け替えられます。ただし、お使い中のホイールに新しいタイヤを組み付けるには専用の設備が必要になるため、自分での交換は不可能です。

タイヤ交換は購入店で行うのがおすすめ!

大阪ダイハツでは4年に1回の交換をおすすめしていますが、摩耗状態によっては早期のタイヤ交換をご提案させていただく場合があります。お車の使い方や車種によってもタイヤの摩耗状態は異なるため、タイヤ選びはプロの目でタイヤの減り具合を確認し、車種に応じたベストなタイヤをご提案できる購入店に是非ご相談ください!

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新車時には中の上くらいのランクのタイヤが装着されているため、性能を維持するためには、最低でも新車装着タイヤと同等のタイヤを選ぶ必要があります。交換するタイヤによっては、乗り心地や燃費を改善することもできます。

大阪ダイハツ 定期メンテナンス 詳しくはこちら

まとめ

劣化したタイヤや、空気圧が正常でないタイヤでの走行は、ブレーキの効きが悪化したり、スリップしやすくなるなどの危険を伴います。それらの危険を避けるには、日常点検でタイヤの状態を把握しておくことが大切です。お客様の日常的なセルフチェックと、点検整備時の詳細なダブルチェックで、お車への信頼性がグッと高まります。

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確認が難しいタイヤの裏側のチェックや偏摩耗の見極めは、オイル交換などの点検整備のついでにお申し付けくだされば詳細にチェックいたします。車両販売からタイヤ選び、タイヤの交換・点検まで大阪ダイハツにお任せください!