愛車に長く乗るためのタイヤ基礎知識!
スタッドレスタイヤって必要?手間をかけずにタイヤを長持ちさせる方法とは?
タイヤの状態は安全運転だけでなく、乗り心地や燃費にも影響します。どんな車も路面に接しているのは4本のタイヤだけであるため、季節や路面、使い方に応じて最適なタイヤを選ぶことが大切です。タイヤの役割や重要性、スタッドレスタイヤの必要性など、タイヤの基礎知識を今回は大阪ダイハツのTがご紹介します!
タイヤの役割とは?
「重量を⽀える」「動力を伝える」「曲がる方向を決める」「衝撃を和らげる」の4つがタイヤの基本的な役割です。つまりタイヤは車輪としての役割だけでなく、操作性や乗り心地にも影響する重要な部品です。タイヤの状態を万全に保つことは安全運転の基本といえるでしょう。
季節によって違うタイヤの種類
新車購⼊時に付いているのは舗装路の走行に最適化された「ノーマルタイヤ」です。夏用タイヤやサマータイヤとも呼ばれることもありますが、もちろん春や秋に加えて濡れた路面でも使えます。ただし、積雪路や凍結路、極低温時は極端に滑りやすいため使うことはできません。
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新⾞時の装着タイヤは、中の上くらいのランクです。そのため、交換時に値段の安さだけでタイヤを選ぶと車の性能を落とすことになりかねません。春夏秋と長く使うため、お車の使い方にベストマッチするタイヤ選びが重要です。
スタッドレスタイヤは、いわゆる冬⽤タイヤです。ほかのタイヤに比べて柔らかく、積雪・凍結路でも雪や氷に密着して滑りにくいようにつくられています。ただし柔らかいぶん乾燥路面では摩耗しやすく、濡れた路面はやや苦手です。スノータイヤやウィンタータイヤとも呼ばれます。
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雪が降らない地域でも、気温5℃以下になると路面凍結の恐れがあるため、おおよそ気温7℃を下回る地域ではスタッドレスタイヤへの交換が安心です。どのタイヤを選べば良いか迷ってしまう⽅はぜひ購⼊店でご相談ください!
スタッドレスタイヤの購入方法や交換時期は?
溝の深さが4〜5mm以下・使用開始後4年が経過したスタッドレスタイヤは、雪道や凍結路で十分に機能しません。それに加え、ヒビなどの異常があるようなら新品タイヤの購入が必要です。ホイールへ組み付けできる回数には限りがあるうえ、タイヤの組み付けにも費用がかかるため、あらかじめホイールとセットになった商品がおすすめです。
スタッドレスタイヤに交換するタイミングは?
平均気温が7℃以下、もしくは雪が降り始めるおおよそ1ヵ月前がスタッドレスタイヤへ交換する目安です。自分で交換するなら週間天気予報を確認して、作業しやすい晴れた日に済ませておきましょう。ノーマルタイヤで雪道や凍結道路を走行すると、実は道路交通法違反。任意保険も適用されない場合があるため注意が必要です。
スタッドレスタイヤの交換方法
ホイール付きのタイヤなら、パンク時のタイヤ交換と同じくジャッキで車体を持ち上げて付け替えられます。交換作業をする前に、タイヤの摩耗状態と製造年を確認してから作業をしてください。タイヤ横に記載された製造番号の下2桁が製造年を表し、4年以内なら問題なく使えるでしょう。交換作業時は指定回転方向と空気圧の確認も必要です。
スタッドレスタイヤQ&A
お住まいの地域によっては、スタッドレスタイヤを履いたことがない方もいらっしゃるのではないでしょうか。スタッドレスタイヤに関する、よくある質問をまとめました。その他の質問がありましたら、スタッフまでお気軽におたずねください。
- Q.雪が降らなければ、通常のタイヤで良いですか?
- A.雪が降らない地域でも、冬になると気温が下がって路面が凍っていることがあります。そのような場合でもスタッドレスタイヤは有効なので、使用することをおすすめします。
- Q.保管していたスタッドレスタイヤの交換はお店でお願いできますか?
- A.作業工賃がかかりますが、可能です。作業時間は30分程度です。
- Q.スタッドレスタイヤのまま1年中走っているとよくないですか?
- A.冬以外の季節、通常の道路では普通タイヤの方が運転しやすいです。スタッドレスタイヤは値段が高く、摩耗しやすいので、面倒でも季節で交換するのがおススメです。
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各店舗ではホイールへの組み換えはもちろん、ホイール付きタイヤの交換作業のみでもお承りいたします。適合するサイズがわからない場合でも、スタッフにお声がけいただければ、お車のサイズにあった最適なスタッドレスタイヤをご用意いたします!
タイヤ交換は購入店で行うのがおすすめ!
購入店なら車種ごとの特性や標準装着タイヤの銘柄を知っているため、お車の使い方に応じたベストなタイヤをご提案できます。また、⼤阪ダイハツでは安全のため、摩耗状態を問わず4年ごとに新品タイヤへの交換をおすすめしています。タイヤ選びから交換作業まで、ぜひ大阪ダイハツにお任せください!
まとめ
タイヤは人間にとってのアキレス腱。タイヤが万全でなければ走行もままなりません。摩耗を抑えるには定期的なタイヤローテーションが効果的です。スタッドレスタイヤの交換作業のついでに行うのが最適。長く履き続ける夏タイヤは、ご来店時の点検・整備のついでにローテーションをすることで、手間をかけずにタイヤを長持ちさせられます。
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タイヤは紫外線に弱いため日陰に保管してくださいね。また、保管中のタイヤは内部から染み出る薬品で床などを汚す恐れがあります。大阪ダイハツでは、そのまま保管できるように店舗で外したタイヤはビニール袋に入れてお返ししています。
すり減ったタイヤは雨の日に滑りやすくなり、古くなったタイヤはパンクや破裂が起こりやすくなります。また、タイヤの空気圧は燃費やハンドルの重さにも影響するため、常に最適な状態に保っておくことが大切です。